23.11.13~香りと眠りの研究~ 香り(アロマ)が睡眠の質を改善 【ネイチャーラボの香り研究部門「センソリアルラボ」とプラスメディ株式会社の共同研究】

ネイチャーラボの香り研究部門「センソリアルラボラトリーズ(以下 センソリアルラボ)」は研究開発の受託サービスを提供するプラスメディ株式会社と共同で、就寝時にアロマ(香り)を寝室、寝具等に使用することによる睡眠の質に対する影響を評価いたしました。その結果、睡眠の質や睡眠時間の改善、またそれにより心身の疲労やストレスを緩和する効果が期待できるという結果が得られました。

■調査の背景
プラスメディはオープンイノベーションで健康と美容の研究開発を支援する企業です。日本において、学術研究と産業応用を加速させるハブ企業となるべく、2020年に設立されました。これまでも大学発ベンチャー、化粧品・製薬メーカー等の企業との実績を重ねてきています。
厚生労働省の調査では、睡眠による休養を十分にとれていない人は2割を超えていることが報告されています※1。
また睡眠が心と体の健康に大切と言われており、スリープテック市場の増加からもそのニーズの大きさがうかがえます。
今回、センソリアルラボが調合した複数のアロマについて、睡眠の質の改善作用を評価しました。
※センソリアルラボでは「香り」とウェルビーイングが密接に関係すると考え、健康と美容に関する香りの研究をおこなっています。

■試験の概要
日本人の成人男女合計20名に協力頂き、2週間の試験を実施しました。試験は20名を2つのグループに分けたクロスオーバー試験とし、1つめのグループは普段通りの生活を1週間した後、アロマを寝室、寝具に賦香し、1週間使用してもらいました。もう1つのグループはその反対の使用順番としました。睡眠評価はウェアブルデバイスとして健康管理に活用されているFitbit®による睡眠測定と、主観的な睡眠を評価するOSA睡眠調査票MA版※2を使用。さらにVAS※3によるストレスと疲労感を評価しました。
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